防災知識

現代の小学生「マッチや缶切り使えない」8割 災害時は?

 マッチで火を付けたり、缶切りで缶詰を開けることができる小学生は、20年前に比べて半分以下に減ったことが、象印マホービンの調査で明らかになった。豪雨や地震などの自然災害が相次ぎ、いつ何時、避難生活を強いられるかわからない今、子供に基本的な生活技術を持たせることの必要性が見直される結果となった。


 象印マホービンは今年5月、東京や神奈川など首都圏の小学生を持つ母親を対象に、インターネットを通じて行ったもので、330人から回答を得た。今回の調査は、1995年の調査に続いて2回目で、同社は20年前の結果と比較した。


 調査によると、マッチで火をつけることが「できる」小学生は、全体の18.1%にとどまり、前回の調査の58.9%の3分の1に減った。また、「子供にマッチを扱わせたことがない」と回答した親は7割に達し、前回調査の25.8%を大きく上回った。


 また、缶切りで缶詰を開けることが「できる」小学生は20.7%で、20年前の50.7%の半分以下となり、6割の母親が「やらせたことがない」と答えた。


 このほか、「包丁でリンゴの皮をむくことができる」は10.1%、「タオルを絞ることができない・子供にやらせたことがない」に関する回答も、2割近くにのぼり、20年前の10倍近くに達した。


 象印マホービンが母親に、わが子の生活技術の習熟度について質問した結果、約6割の母親が「よその子供と比べてわが子は平均的」だと思っており、4割が「そのうちできるようになる」と楽観視している。


 一方、できない原因について尋ねたところ、3割が「体験する機会が少ないから」、次いで、「家の手伝いをさせないから」が14.7%、「生活上必要がないから」が12.0%いることがわかった。


 缶詰はプルトップ式が一般的になったし、マッチを使わなくても点火できる代替品はある。それでも、いざというときを考えて、日ごろから親子で練習するなどして、子供の生活技術を高めておく必要があるのではないだろうか―?

 あなたにオススメの記事