医療技術

マグラックスなど便秘治療に使う「酸化マグネシウム製剤」で死亡報告

 便秘治療薬として一般に使われることの多い「酸化マグネシウム製剤」を飲んだ後、血圧低下や不整脈をまねく「高マグネシウム血症」を起こしたケースが29件あり、うち4件が死亡していたとして医薬品医療機器総合機構が20日、製薬会社17社に注意を呼びかけた。


 酸化マグネシウム製剤は、便秘薬をはじめ、胃炎や十二指腸潰瘍などの消化器系の治療薬として使われている薬で、国内では「マグミット錠」や「マグラックス細粒」などの商品名で販売されている。

 

 医薬品医療機器総合機構によると、2012年4月以降、「高マグネシウム血症」の副作用が、29件報告されており、このうち4件が死亡していたという。死亡例1件と副作用19件では、薬との因果関係を否定できないとして、同機構は協和化学工業や吉田製薬など19会社に対し、薬の添付文書で注意を喚起するよう指示した。


 酸化マグネシウム製剤を飲んだあと、血液中のマグネシウム濃度が上がると、吐き気やめまい、筋力低下やだるさを感じ、こん睡状態や呼吸不全を起こして心停止につながるおそれもあるという。


 高齢者や腎臓障害の患者に対しては、薬の処方を必要最小限にとどめ、定期的に血液中のマグネシウム値を検査するなど、予防に努めるよう注意を呼びかけている。

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