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靖国神社トイレ爆発 テロかゲリラか?その違いって…

 東京・千代田区の靖国神社の境内のトイレで23日に発生した爆発事件について、菅義偉官房長官は24日、警視庁がテロ・ゲリラの両方の可能性を含めて捜査を進めていることを明らかにした。


 23日午前10時ごろ、靖国神社で「境内のトイレから爆発音がした」との110番通報を受けて警視庁麹町署員らが駆け付けたところ、境内の南門近くの男子トイレの個室から出火した形跡があった。


 トイレの天井裏からはリード線が付いた金属パイプを使った時限式発火装置が見つかり、警視庁では靖国神社を狙った爆発事件とみて捜査本部を設置し、現在調べを進めている。

 

 事件を受けて菅官房長官は24日午前の閣議後の記者会見で「パリでテロ事件があったばかり。祭礼等、人の集まる宗教関連施設を中心に警戒態勢をしっかり敷き、国民の安全、安心を守っていきたい」と警戒警備を強める考えを示した。そのうえで、「犯人の意図がテロかゲリラかも含めて、警視庁で現在捜査中なのでコメントは控えたい」と述べるにとどめた。


 この「テロかゲリラか」の違いについて、インターネットの一部では疑問の声が高まっている。警察庁が発行する警察白書では、個人への直接攻撃を「テロ」、特定の施設を対象にした破壊行為を「ゲリラ」としている。


 国内では現在も、在日米軍基地や自衛隊施設などを狙った過激派による爆発事件が相次いで起きていて、最近では今年4月、神奈川県の米陸軍キャンプ座間に向けて飛翔弾が発射される事件が起きたばかり。


 警察がマークしている過激派は、潜伏先のアジトで爆薬などの武器を製造して、テロ・ゲリラ事件を引き起こす計画を立てている。一方、靖国神社のトイレで発見された時限発火装置は、過去に見つかった爆発事件のものに比べて精巧ではなく、製造方法も異なっているという。


 トイレ周辺の複数の防犯カメラには、爆発の直後に現場から立ち去った不審な男が映っていたという情報もあることから、警察ではこの男の身元の特定を急ぐとともに、過激派の手口を模倣した何者かによる犯行の可能性も見て捜査を進めている。

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