環境

北京 今季最悪の大気汚染 PM2.5濃度660μgに達する

 中国の首都・北京市では11月30日、大気中の微小粒子状物質PM2.5の濃度が、今シーズン最悪の警戒レベルに達し、幼稚園や小学校には屋外活動を禁止する指示が出された。


 中国・中央気象局によると、北京や天津、河北省、河南省、山東省、安徽省、江蘇省の広い範囲では、29日以降、風が弱く、汚染物質が拡散しにくい状態が続いており、大気汚染が深刻化している。


 このうち北京市では30日午後8時、朝陽区の米国大使館にある大気汚染観測装置により、PM2.5濃度が、日本の環境基準値(35マイクログラム/㎥)の20倍以上の660マイクログラム/㎥に達した。これは、日本の環境省が外出を控えるよう注意喚起する指針である1日平均70マイクログラム/㎥の9倍に相当する。


 このため北京市では警戒レベルが4段階中2番目に深刻なオレンジ色の「厳重警告」を発表して、30日からきょう1日まで、高齢者や呼吸器疾患のある人に対して、外出を控えるよう呼びかけているほか、市内での建設廃棄物や土砂の輸送、工場の操業を止めるよう発令した。


 市内では濃いグレーのスモッグで覆われており、500メートル先も見えないほど、視界が悪くなっている。中央気象局では、2日は西からの風が強まるため、大気汚染の状態が改善されると予測している。

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