火山

北海道アトサヌプリと恵山にも噴火警戒レベル導入 34火山へ

 気象庁は8日、北海道東部のアトサヌプリと、函館市の恵山(えさん)にも今月23日から「噴火警戒レベル」の運用を導入すると発表した。

 

 気象庁は、火山活動の危険度に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や地元住民が取るべき行動を5段階に区分して発表する「噴火警戒レベル」を全国32の火山で運用している。

 

 北海道東部の弟子屈(てしかが)町と函館市は、地元の気象台や火山の専門家などと協議して、アトサヌプリと恵山でも噴火警戒レベルの運用を導入することを決定。これで火山活動に変化があった場合、噴火予報や噴火警報が発令されることになる。

 

 アトサヌプリは屈斜路(くっしゃろ)湖と、摩周湖の中間にあるカルデラ(凹地)を持つ火山で、別名「硫黄山」と呼ばれており、溶岩ドームからは1960年代まで硫黄が採掘されていた。

 

 渡島半島の東南端に突き出すように位置する恵山は、19世紀中頃から噴気活動が活発化したという記録があり、1857(明治7)年に小規模の水蒸気噴火が観測された。

 

 2つの火山が加わったことで、噴火警戒レベルを運用している火山は全国で34火山になる。気象庁では「今後も地元自治体と火山防災対策の検討を進め、準備の整った火山から順次、噴火警戒レベルを運用していく」と話している。

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