宇宙

ダーツの的? 目玉?宇宙から見たアフリカのクレーターがスゴイ!

 

 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の米国人宇宙飛行士が先日、アフリカ西部の上空を航行中に、綺麗に渦を巻いたクレーターのような不思議な地形に気づき、その画像をTwitterに投稿したところ、「世界最大のダーツの的だ」と話題を集めている。

 

 「地球の目玉」にも見える迫力ある画像を撮影したのは、昨年12月からISSコマンダー(船長)を務める米航空宇宙局(NASA)所属のティモシー・コプラ飛行士。

 

 コプラ船長は先月末、アフリカ北西部の上空400キロを航行中に、円の形をした山が幾重にも重なっている地形を発見し、カメラにおさめた。

 

「この光景を見て、同僚のジェフリー・ウィリアムズ飛行士は“まさにダーツの的だね!”と叫んだよ」とコプラさん。

 

 コプラさんは「アフリカ西部」としか位置を特定していなかったが、おそらくこれは、モーリタニアのサハラ沙漠に位置する「アフリカの目」とか「サハラの目」などと呼ばれる「リシャット構造」の地形。

 

 直径は約50キロに及ぶため、地上では全容をつかめず、宇宙空間からでないとわからない。周囲をサハラ沙漠に囲まれ、標高100〜200メートルほどの山が同心円状に幾重にも重なって形成されている。

 

 発見された当初は、コプラ船長が語っているように隕石の衝突によるクレーターかと考えられていたが、調査の結果、特有の鉱物が存在せず、直径に比べて深さが浅いことなどから現在はこの考えが否定されているという。

 

 環状の山を形成するのは、約5億年前のカンブリア紀の硬い岩石で、長年の風化や浸食で柔らかい岩石が削られ、不思議な地形が生まれたと言われている。

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