気象

エルニーニョ終息 夏にはラニーニャに推移「猛暑か?」WMO

 世界気象機関(WMO)は2年越しのエルニーニョ現象は急速に弱まりつつあり、5月中に終息する見通しだと発表した。その後は夏にかけて、太平洋赤道域の海面水温が低くなるラニーニャ現象に推移する可能性が高いという。

 

 太平洋の赤道周辺から南米ペルー沖にかけての海面水温が平年より高くなり、日本を含め世界中で異常気象が観測されるエルニーニョ現象は、2014年夏に発生後、2年にわたって発達し、2015年から2016年にかけて暖冬をもたらした。

 

 2015年10月から今年2月までの間に、海面水温は平年基準値を+2℃上回る状態が続いていたが、4月以降は平年並みの温度に近づいた。このため、エルニーニョ現象は5月中に終息し、その後は海面水温が基準値の-0.5℃以下に下がるラニーニャ現象に移行する可能性が高いとみている。

 

 WMOは今回のエルニーニョ現象を1982〜83年や1997年〜98年と並んで、近年で最も強力なエルニーニョ現象だと見ている。気象庁によると、今年ラニーニャ現象が発生すれば6年ぶりで、日本では夏は太平洋高気圧が張り出して気温が上昇し、猛暑になる傾向があるという。

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