感染症

鮮魚仲買人2人がレプトスピラ症を発症 市場で感染?川崎市

 神奈川県川崎市に住む50代の男性二人が、レプトスピラ症を発症していたと国立感染症研究所が明らかにした。

 

 二人は同居しており、鮮魚仲買人として川崎市外の市場に勤務。一人は両膝の痛みを訴えて、整形外科を受診したのち、肝機能障害や急性腎不全などの症状で緊急入院。意識障害を起こし、血液検査の結果、レプトスピラ症の感染が判明した。抗生物質の投与や腎臓透析を受けて、退院した。

 

 もう一人の男性は全身の倦怠感を訴えて、2月半ばに医療機関を受診した際に感染がわかった。この際、手指に包丁の切り傷があったが、症状が悪化しなかったため、治療は受けなかったという。

 

 勤務先の市場では、ネズミの出没が多く、二人は日常的に手袋やマスクを着用せずに作業していたことから、保健所は鮮魚を扱う際に、病原菌で汚染された水に接触することで感染した可能性が高いと断定した。

 

 国立感染症研究所によると、レプトスピラ症に感染すると、3〜14日間の潜伏期間を経て突然発熱し、深刻化すると黄疸や出血、腎機能障害など症状はさまざま。

 

 このため診断が遅れるおそれもあり、治療が遅れると、致死率が高くなることから、同研究所では市場関係者に対して感染予防のための対策を徹底するよう注意を呼びかけている。

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