歴史

防災歳時記6月12日宮城県民防災の日

 今から35年前の1978年(昭和53年)の今日6月12日午後5時14分。宮城県沖でM7.4の地震が発生した。仙台市などでも震度5の揺れを観測し、手抜き工事のブロック塀が倒壊するなどして28人の方が亡くなった。

 

 この地震では、ガスホルダーが崩壊炎上して13万戸で都市ガスが供給停止した他、住宅4385戸が全半壊、JR(旧国鉄)は全面運休となり再開まで約1週間を要した。

 

 つまりこの地震は、阪神淡路大震災に先立つこと17年前に起きた「大都市型の地震災害のさきがけ」だった。

 

 この地震は25年〜40年という比較的短い周期で発生すると予測されているM7〜8クラスの「宮城県沖地震」の一つで、東日本大震災の時も断層のずれが連動する中で、この「宮城県沖地震」も発生していたと考えられている。

 

 宮城県では、この1978年宮城県沖地震を「宮城県民防災の日」として防災意識の向上を呼びかけており、同地方では毎日午後5時14分になると「1978年6月12日、宮城県沖地震が発生した時間…」とのアナウンスで始まる防災番組もあった。

 

 今年も宮城県では「宮城県民防災の日」の今日、大規模な防災訓練が行なわれる。104機関約3000人が参加するその訓練は、大雨警報発令中に東日本大震災クラスのM9.0の地震が発生するという複合災害を想定したもの。

 

 今回は津波に加えて土砂崩れなどの土砂災害も発生する究極の状況下で、衛星携帯電話を駆使して情報の収集・伝達するなどの訓練もある。

 

 首都直下地震を憂慮する東京都民は、宮城県民ほどの真剣さで防災に備えているだろうか。

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