気象

中国の異常気象:長江流域の集中豪雨 3カ月で死者230人を超える

 中国の長江流域では、今年4月からこれまでに降った積算雨量が800ミリを超え、最近の20年間では最も多くなった。洪水や土砂災害に巻き込まれて亡くなった人の数は237人、行方不明者は90人以上にのぼると中国政府が発表した。

 

 中国中央気象台によると、同国中部を流れる長江流域では、4月から7月中旬までの約3カ月間に度重なり降った集中豪雨の影響で、山西省や河南省、湖北省、四川省など広い範囲で洪水や土砂崩れが発生。

 

 湖北省武漢では、この期間の雨量の合計が700ミリを超え、7月の平年値(236ミリ)と比べると、約3倍になった。中・下流域では、積算降水量が800ミリを超えるところもあるという。

 

 1997年以降の積算降水量は、20年間で最多のペースで増えている。

 

 中国政府や国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、この影響で、少なくとも38万人以上が避難し、洪水や地滑り、土砂崩れなどに巻き込まれて死亡した人の数は、確認されているだけで237人、行方不明者は93人にのぼるという。

 

 中国では20日も、北京や天津など北部から南東部にかけて、広い範囲で暴風雨となっている。気象台は1時間に50〜80ミリ以上の雷を伴う豪雨に見舞われるおそれがあるとして、警戒を呼びかけている。

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事