経済

2016年上半期の外国人観光客 最多の1171万人 同期比28%増 消費は減少

 本格的な夏休みシーズン開始を前に、日本政府観光局は、今年上半期の訪日外国人観光客数は、初めて半年で1000万人を超えて、過去最多の1171万人となったと発表した。相次ぐテロや英国のEU離脱問題などで、国際的な政情不安や円高傾向が続く一方、年間を通じて最も訪日外国人が増える7月に入って、さらにインバウンド消費が見込めるとして期待が寄せられている。

 

 日本政府観光局によると、6月の訪日外国人客は、前の年の同じ月と比べて、24%増の198万6000人に上り、6月としては最多となった。

 

 4月に発生した熊本地震の影響で、韓国からの訪日客は前年同月比を割ったが、6月は大きくプラスに転じた。韓国以外にも中国や台湾、香港、東南アジア各国で6月として過去最高を記録。なかでも中国は4月から3カ月連続で50万人を超えている。

 

 このため、今年1月〜6月までの上半期の累計訪日客数は、前年同時期より28%多い1171万4000人と初めて半年で1000万人を超えた。

 

 一方で、2月から続く円高や中国経済の原則から、一人あたりの消費額は16万円と、前年同時期に比べ減少傾向にある。

 

 これから本格的な夏休みシーズンに入る7月は、年間を通じて最も訪日客数が増える。テロによる政情不安や円高傾向が続けば、消費者の旅行動向に影響を及ぼす懸念があるが、今後は東アジアから多数のクルーズ船の寄港が予定されているうえ、マレーシアやインドネシアではラマダン明けの旅行シーズンを迎えることから、プラスの要因となることが期待される。

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