食中毒

陸上自衛隊の演習場で野営中の訓練生ら154人が食中毒 新種の腸内細菌

 静岡県御殿場市で今月10日、陸上自衛隊の演習場で野営訓練中の陸自高等工科学校の生徒ら154人が下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えていたと静岡県が27日発表した。患者や調理担当者から新種の腸内細菌「エシェリキア・アルバーティー」が検出されたが、現在は全員が回復したという。

 

 静岡県によると、御殿場市内の陸上自衛隊演習場で訓練中の隊員が今月10日夕方から食中毒症状を訴えたことから、御殿場保健所が調べたところ、患者や調理担当者の便からエシェリキア・アルバーティーが検出された。

 

 患者は、神奈川県横須賀市の陸自高等工科学校に所属する3年生と職員の計154人(17歳〜54歳)で、105人が医療機関を受診し、うち48人が入院した。

 

 保健所によると、食中毒を起こした原因の食事は、演習場の炊事場で作られた9〜10日にかけて出された食事で、そのメニューは、長期保存パンや携帯食の親子丼、牛丼、いり鶏などだった。

 

 エシェリキア・アルバーティーは、2003年に新種として発表された大腸菌の仲間で、病原性などについては十分解明されておらず、明らかにされていない点も多い。

 

 国立感染症研究所によると、国内での感染例は、これまでに熊本県や秋田県、福岡市などで報告されていて、今年6月には沖縄県を修学旅行で訪れた愛知県の高校生ら約220人の集団食中毒があったばかり。

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