火山

西之島 警報レベル引き下げ 警戒範囲は500mに縮小 3年ぶり

 3年前の噴火以来、活発な火山活動が続いていた小笠原諸島の西之島について、気象庁は17日、火口周辺警報を引き下げて、警戒範囲を火口から500メートルに縮小した。さらに噴火の影響が海上に及ぶ危険性がなくなったことから、海上警報の解除を決めた。

  

 西之島では2013年11月以降、噴火や溶岩の流出が続いていたが、昨年11月下旬を最後に噴火は観測されておらず、地表の温度も低下が続いている。

 

 気象庁の火山噴火予知連絡会は今年6月、西之島の火山活動について「火山活動は低下しているが、火山ガスは依然として放出が続いている」と分析したものの、先月19日に海上保安庁が行った上空からの観測では、火口からの噴気は見られなかった。

 

 こうした現状を踏まえて、気象庁は17日午後3時、西之島の火口周辺警報を、従来の「入山危険」から「火口周辺危険」に引き下げ、警戒が必要な範囲については、火口から1.5キロから500メートルに縮小した。

 

 ただし、火口付近では依然として高温の領域が確認されており、地下のマグマの通り道(火道域)に海水が浸入した場合は、小規模な噴火が起こる可能性は残されている。

 

 また、これまでの噴火で流れ出た溶岩によって、表面上は冷えて固まっているように見えても、表面に生じた割れ目の一部が高温になっているほか、地形的に崩れやすくなっている可能性もあるので、火口周辺では依然として立ち入りが禁止されている。

 あなたにオススメの記事