宇宙

NASA探査機「ジュノー」 木星に最接近4200キロ

 米航空宇宙局(NASA)は27日、木星を周回している無人探査機「ジュノー」が上空から約4200キロまで最接近するのに成功したと発表した。

 

 2011年8月に打ち上げられた探査機ジュノーは今年7月、約5年かけて地球から8億キロ近く離れた木星の周回軌道に到着し、観測を開始。

 

 米カリフォルニア州にあるジュノーの観測チームによると、ジュノーは日本時間27日午後10時44分ごろ、時速20万8000キロで航行しながら、木星の上空約4200キロまで最接近を果たした。NASAは近く最接近時に撮影した観測画像を公開する予定だ。

 

 太陽系最大の惑星である木星の探査機は、1973年以来、すべてNASAが牽引してきた。このうちパイオニア11号は1974年、3万4000キロまで最接近して、重力を利用したスイングバイを行って土星へ向かった。

 

 1995年に初めて木星の周回軌道に入った探査機ガリレオは、7年以上にわたって35周も回り続け、2003年に木星に墜落。木星や衛星の大気を観測したほか、衛星エウロパの氷の下に液体の海がある証拠を突き止めるなど、大きな功績をあげた。

 

 ジュノーは2018年2月まで、上空約5000キロの軌道を37周しながら、厚い大気の層に含まれる水分量の調査や、超高速の風が吹く謎の解明に挑む。

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