防災知識

防災の日:日本の自然災害リスク「世界17位」って高いの?国連大学

 9月1日の防災の日を前に、地震や洪水などの自然災害について、国連大学が世界171カ国を対象にリスクや社会的脆弱性を評価した結果、日本は、「自然災害に見舞われるリスク」は世界4位と高いものの、減災対策が評価され、総合評価では17位となることがわかった。

 

 国連大学の環境・人間の安全保障研究所が25日に発表した「世界リスク報告書2016年版」によると、地震、台風、洪水、干ばつ、海面上昇の5種類の自然災害について28項目の指標を分析した結果、温暖化による海面上昇が危惧されている南太平洋の島国、バヌアツとトンガが1、2位となり、続いて毎年台風が直撃するフィリピンが3位になった。

 

 日本は自然災害に見舞われるリスクでは4位だったが、インフラ整備や対処能力、適応能力などが評価されて、脆弱性では最下位のスイスに近づき、総合評価では17位になった。

 

 欧米の先進国では、米国が127位、カナダ145位、英国131位、フランス152位など、いずれも100位以下だった。アジアと比較すると、中国は85位、韓国は113位となり、日本は目立って高リスクであることがわかった。

 

 国連大学によると、2015年には世界中で346件の災害が発生して、ほぼ1億人が被災、2万2000人以上が死亡した。これを経済的損失に換算すると、約665億ドルに上るという。

 

 世界リスク報告書2016年版は、自然の脅威がもたらす被害を軽減するためのインフラ整備の重要性を強調し、上位の発展途上国への国際的人道支援の必要性も指摘している。

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