軍事

北朝鮮5回目の核実験 気象庁「揺れの波形」を比較 過去最大規模の実験か?

 日本時間9日午前9時半ごろ、北朝鮮北東部の核実験場がある豊渓里(プンゲリ)付近で、マグニチュード(M)5.3の地震が発生したのを、気象庁をはじめとする各国の観測機関が同時にとらえた。

 

 気象庁が把握している震源地は、北緯41.6度、東経129.2度、震源の深さは0キロで、地震波が探知された場所と波形からみて、自然地震ではなく、核実験による爆発の可能性が高いと分析している。

 

 揺れが観測された地点では、今年1月6日に地下核実験が行われたのをはじめ、2006年10月、2009年5月、2013年2月にも核実験が行われていて、いずれもM4.9~5.3までの揺れが発生した。

 

 気象庁は、過去にこの地域で観測された震動波形と、2002年4月に発生したM4.6の自然地震の揺れの波形を比較。

 

 その結果、今回の地震は、地震発生時に最初に到達するP波に続いて、二番目に届くS波が「不明瞭」であるなど、過去に起きた核実験に伴う波形と類似していることから「自然地震ではない可能性がある」と結論付けた。

 

 地震波には主に2種類の波があり、最初に速いスピード(秒速7キロ)で伝わる波をP波、スピードは遅い(秒速4キロ)が揺れが強い波をS波としている。

 

 韓国の聯合ニュースでは、同国国防部の情報として「建国記念日の9日に合わせて、5回目の核実験に踏み切ったと判断している」と報じ、「北朝鮮が行ったこれまでの核実験の中で最大規模」だと分析しているという。

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