宇宙

中国が有人宇宙船の打ち上げに成功 独自の宇宙ステーション建設へ布石

 中国は17日朝、内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから、有人宇宙船「神舟11号」を搭載した長征ロケットの発射に成功した。

 

 中国政府によると、現地時間午前7時半に長征ロケットが発射した約10分後に宇宙船を切り離し、目標の軌道への投入に成功した。

 

 神舟11号の乗組員は、同7号、9号の飛行に続いて今回が3度目となる50歳の景海鵬さんと、今回初めて宇宙へ飛ぶ38歳の陳冬さん。

 

 中国は、2020年までに総重量60トン級の独自の宇宙ステーション「天宮」を建設する計画を進めており、今回の打ち上げは、建設組み立て作業と、無重力空間が宇宙飛行士の健康に及ぼす影響を軽減させるための実験を行うのが狙いだ。

 

 今後、神舟11号は地球から393キロ離れた軌道を周回する中国版宇宙ステーション「天空2号」とドッキングし、宇宙ステーションの組み立てに欠かせない技術の検証などを30日間かけて実施する予定。

 

 有人宇宙プロジェクトの張玉林副司令官は、17日の会見で「中国が宇宙開発に乗り出した1956年から60周年を迎えた今年、国際宇宙ステーションよりも優れた中国独自の宇宙ステーション建設に向けて、有人宇宙船の打ち上げ成功は大きな前進だ」と述べた。

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事