感染症

ジカ熱で男性の生殖機能にダメージ 米ワシントン大がマウスの実験で

 妊婦が感染すると、胎児が小頭症になる危険性があるジカ熱について、米ワシントン大学などの研究グループは1日、ジカ熱に感染させたマウスでは、精巣の萎縮や精子の減少など生殖機能にダメージを受けることを確認したと英科学誌ネイチャーで発表した。

 

 ジカ熱をめぐっては、過去の研究でも、感染したマウスは健康なマウスに比べ繁殖能力が劣ることが報告されている。

 

 ワシントン大学のマイケル・ダイアモンド教授らの研究グループは、オスのマウスを使った実験で、ジカ熱のウイルスを感染させた2週間後に、テストステロンなど2種類の男性ホルモンが減少するのを確認。

 

 マウスはその後、睾丸が小さくなり、精液の中の精子の数が大幅に減少し、メスが妊娠する確率が20%程度に下がったという。グループは、ウイルスの感染によって、精巣内で作った精子を運ぶ精細管が損傷を受けたのが原因だとみている。

 

 今回の研究成果について、研究グループは、「人間の男性でも同じ影響が出るかどうかはまだわからない」と強調しながらも、今後長期的な影響を調べる必要があると話している。

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