感染症

期限切れワクチン 使用済み針…予防接種ミス 最多の6168件

 インフルエンザの予防接種シーズンを控えて、厚生労働省の専門家会議は、2015年度に全国で行われた定期予防接種のうち、他人に使用した針を使ったり、期限切れのワクチンを使うなどのミスが、過去最多の6168件に上ったと発表した。これまでに感染など健康被害は報告されていないという。

 

 医療研究者などの専門家でつくる厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は、先月末に開催した会議で、今年3月末までの1年間に全国の市町村で行われた定期予防接種で発生した間違いに関して報告。

 

 それによると、発生した6168件のうち、最も多いのは「接種間隔のミス」で2991件(48.5%)、次いで接種済みなのに再度行うなど、不必要な接種が925件(15%)、期限切れのワクチンの使用が671件(10.9%)など。

 

 このほか、使用済みの針を破棄せずに別の人に再使用するなど、血液感染を起こしうるおそれがある重大なミスが8件あった。

 

 間違いの件数が過去最多となった背景について厚労省は、2014年から子供の水痘ワクチンと、高齢者の肺炎球菌ワクチンが新たに加わったことで、全体の接種回数が増えた影響があると見ている。

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