復興庁と環境省は25日、お盆の時期に向けて、福島県大熊町の帰還困難区域にある共同墓地28カ所を対象に、除染と散乱した墓石の整理を行うと発表した。
同地域の墓地は放射線量が高く、住民が手入れをすることができないため、今も多くの墓石が倒壊・散乱したままで放置されている。
そこで8月のお盆の一時立ち入りに向けて、両省庁が分担して住民が安全に墓参できるよう、敷地内の除草・除染を行ない、散乱した墓石を移動・整理の作業を行なうもの。
すでに10日に放射線量のモニタリングなど現地調査を実施し、一部については19日から除草・除染作業を進めている。