感染症

国内最大のツル越冬地で鳥インフル 警戒レベル最高へ引き上げ

 国内最大のツルの越冬地で知られる鹿児島県出水市で、ナベヅル2羽が相次いで死亡しているのが見つかるなど、各地で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されていることから、環境省は21日、警戒対応レベルを最高の「3」に引き上げた。

 

 鹿児島県では今月18日から19日にかけて、出水市の荒崎地区でナベヅルの死骸が相次いで発見され、大学で遺伝子検査を行った結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認した。また、渡り鳥保護のために人工的に撒かれた「ねぐらの水」からは、毒性の強い高病原性H5N6亜型ウイルスが確認された。

 

 また、秋田市でも15日に動物園で死亡したコクチョウからA型鳥インフルエンザが検出されたほか、北海道の中標津町でもオオハクチョウの死骸から同ウイルスが確認されている。これを受けて、環境省は21日、野鳥の死亡が確認された場合に発表する警戒レベルを最も高い「3」に引き上げた。

 

 農林水産省によると、今年は夏場に野鳥の営巣地であるロシアやアラスカで高病原性鳥インフルエンザが発生して以来、渡り鳥が本格的に南下を始めた10月以降、ヨーロッパや韓国でもH5N8亜型のウイルスに感染した野鳥の報告が相次いでいる。

 

 日本国内へは、渡り鳥の飛来ルートを経由して侵入するリスクが高く、農水省は国内の養鶏農家に向けて、消毒の徹底を呼びかけている。

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