健康問題

C型肝炎治療薬のニセモノ 奈良の薬局チェーンで発見 厚労省が注意喚起

 米製薬会社ギリアド・サイエンシズ社が製造しているC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」のニセモノが、奈良県内の薬局チェーンで見つかったとして、厚生労働省は17日、全国の医療機関や薬局に注意を呼びかけた。これまでのところ、健康被害は報告されていない。

 

 厚労省やギリアド・サイエンシズ社によると、今月9日、奈良県内の薬局チェーンで薬を購入した患者から「錠剤の色や形が違う」と相談が寄せられて、発覚した。

 

 その後の調べで、これまでに奈良県内の同じ系列の3店舗で、ハーボニー錠のラベルが付いたボトルの中に、形状が異なる錠剤が入った偽造品など5例が報告されている。ギリアド・サイエンシズ社は偽造品の販売ルートについて、「正規の取引先以外の経路から入手されたもの」と説明しており、現在中身の成分について分析を進めている。

 

 正規品は、ボトルの口部分がアルミシートで封しており、だいだい色のひし形をした錠剤が28個入っている。1錠が約5万5000円と高額だが、C型肝炎の治療薬としては効果が高いとされており、7万人以上が服用しているといわれる。

 

 厚労省は都道府県に対して医療機関や医薬品販売業者に対する適切な指導を要請。またギリアド・サイエンシズ社は、偽造品専用の相談窓口(フリーダイヤル:0120-631-042)を設け、患者からの相談に応じるとしている。

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