健康問題

ニセモノ肝炎薬 奈良に次いで東京都内でも発見 ボトル9本 流通経路の解明へ

 C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が奈良県内の薬局で見つかった問題をめぐって、購入元の調査を進めていた厚生労働省は23日、東京都内の卸売販売業社2社で偽造品が入ったボトル9本を新たに発見したと明らかにした。引き続き流通経路や入手先について調査を進めていく方針。

 

 この問題は今月上旬、奈良県内の薬局チェーン「サン薬局」の系列店3店舗で、米製薬会社ギリアド・サイエンシズ社が製造している「ハーボニー配合錠」の偽造品が入ったボトル5本が見つかったもの。

 

 厚労省は、サン薬局を経営する同県生駒郡の「関西メディコ」と、偽造品の購入先を立ち入り調査した結果、東京都内の卸売販売業社1社からボトル6本と、この業者が納入した先から3本の偽造品を発見した。

 

 9本は店頭には並んでおらず、奈良県でのケースも含めてこれまで健康被害の報告はないが、厚労省とギリアド・サイエンシズ社は引き続き、偽造品に対する注意を呼びかけている。

 

 正規品は、ボトルの口部分がアルミシートで封しており、だいだい色のひし形をした錠剤が28個入っている。1錠が約5万5000円と高額だが、C型肝炎の治療薬としては効果が高いとされており、7万人以上が服用しているといわれる。

 

 奈良県でこれまで見つかった偽造品は、ハーボニー錠の形状や色とは異なる錠剤や、薄い紫色の錠剤が混在しているという。

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