歴史

1400年前に殺された男の頭蓋骨 復元したら超イケメン 痴情のもつれ?

 スコットランド北部沿岸の洞窟で発見された1400年以上前に殺された古代人の頭蓋骨を復元したところ、現代でも通じるようなハンサムな男性だったことが判明し、地元で話題となっている。

 

 この洞窟は、ネッシー伝説で有名なネス湖から20キロほど北に位置する町ローズマーキーにあり、海岸沿いに複数の洞窟があることで知られている。2011年以降、洞窟の発掘調査を続けていた地元のアマチュア考古学者とスコットランド考古学協会は昨年、通称「ブラック・アイランドの洞窟」で、5〜7世紀のピクト人の部族の男性の骨を発見した。

 

 日本人には聞きなれないピクト人とは、古代ローマ時代にスコットランドのハイランド地方を支配し、8世紀に突然歴史から姿を消した部族だが、記録や遺跡が少ないため、実態がほとんどわからず、「謎のピクト人」と言われている。

 

 発掘チームによると、ブラック・アイランドの洞窟では、鉄の破片が複数見つかっており、かつては鍛冶仕事を行っていた場所だと考えられている。男の全身骨格は、巨大な石の下に隠すように置かれていて、脚はあぐらをかくような角度に組まれていたうえ、頭蓋骨は鈍器で殴られて、五つに割れていた。

 

 骨はスコットランド・ダンディー大学の人体解剖学センターに送られ、スー・ブラック教授が解析。放射性炭素年代測定の結果、西暦430〜630年に暴行を受けて惨殺されたことが判明。バラバラの頭蓋骨をつなぎ合わせて、生前の顔を復元したところ、非常に若くハンサムな容貌が蘇ったというから驚きだ。

 

「復元したことで、非常に目立つ容姿を持つ男性だったことがわかりましたが、殺人者は執拗に顔を狙って殴っています。円形の鈍器で、右の頬を殴って歯を折った後、左の顎の骨を打ち砕き、後頭部や頭頂部も打たれています」とスー・ブラック教授。

 

 現時点では男性が殺された理由は想像の域を出ないが、発掘チームの責任者のスティーブン・バーチさんとスー・ブラック教授は、これほど残忍な殺し方が実行されたのは、「人間関係のもつれ」が高じて「怨みを買った」可能性が高いと指摘している。

 

 いつの時代も男の嫉妬心ほど恐ろしいものはない。イケメン男性のあなたも要注意だ。

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