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英国発「空飛ぶお尻」3回目の挑戦で180分の飛行に成功!無事着陸

 「空飛ぶお尻」のあだ名で知られる、世界最大のハイブリッド飛行船「エアランダー10」は今月10日、3回目の挑戦で飛行時間は180分間に及び、無事着陸に成功した。

 

 飛行船とヘリコプターと旅客機の“いいところ取り”をしたエアランダー10は、英国政府の後押しを受けて、複数の企業からクラウドソーシングで資金を調達したエアランダー社が開発にこぎつけた次世代型航空機。

 

 炭素繊維でできた胴体はヘリウムガスで膨らまし、350馬力のV8ディーゼルエンジン4基を搭載。ヘリコプターのように垂直に離着陸できるうえ、空気式の着陸装置を使えば、滑走路がない砂地や水面、氷上にも着陸できる。

 

 ジェット旅客機と比べて燃料消費は少ないが、貨物の積載量が10トンとパワーがあるので、行方不明者の探索や救助活動のほか、飛行時の騒音が小さいので、軍の偵察機などに使うことを想定している。

 

 昨年8月には試験飛行に挑んだが、2度目にして前方から墜落し、まさに「尻餅をついた」。その後、改良を加えて今月10日に3度目の正直に挑戦。今回の試験飛行では、離陸・飛行・着陸が安全に遂行できるかに加えて、新たに取り付けた着陸時の補助脚が正常に機能するかをテストしたが、すべて問題なくクリアしたという。

 

 試験飛行を成功させたチーフパイロットのデイヴ・バーンズさんは「9カ月ぶりに空に戻れて嬉しい!今回の成功は、絶対諦めないというエンジニアチームの強靭さと創意工夫のおかげです」とコメントしている。

 

 開発チームは今回収集した飛行データの結果を分析し、1〜2週間後に再び試験飛行に挑む。

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