火山

インドネシア・ジャワ島の火山湖で水蒸気爆発 17人が熱泥に巻き込まれ

 インドネシア・ジャワ島の中部に位置するディエン高原で2日昼ごろ、観光地にある火口湖が激しい水蒸気爆発を起こし、周辺にいた観光客17人のうち、4人がヤケドなどのケガで病院に運ばれた。

 

 水蒸気爆発が発生したのは、バンジャルヌガラ県に位置するディエン高原に位置する火口湖シレリカルデラ。

 

 標高2000メートル近いディエン高原には、ジャワ最古と言われるヒンドゥー教寺院の遺跡群が残っていて、国内外からの訪問客が訪れる人気の観光スポット。これらの寺院は、かつて火山の噴火で山が吹っ飛んだ後にできた火口湖の水を抜いて7〜8世紀ごろに作られたもので、付近には複数の火山群やカルデラ湖、地熱地帯が存在している。

 

 シレリカルデラもそういった火口湖のひとつで、現地時間2日正午ごろに突然水蒸気爆発を起こし、高温の熱水が50メートル以上立ち上り、周囲にいた17人の観光客が熱泥を浴びて、このうち4人が足や腕にヤケドを負った。

 

 インドネシアの国家災害管理局(BNPB)によると、シレリカルデラの大きさは4万平方メートルと、東京ドーム1個分。ディエン高原でも最も活動が活発で、1939年以降、6回の噴火記録が残っている。1944年の噴火時には付近の村が土石流に巻き込まれる大惨事を招いた。BNPBは今回の爆発を受けて、火口から半径100メートルへの立ち入りを禁止している。

 

■国内の火山の現状についてはハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

 あなたにオススメの記事