気象

台風27号「てんびん」暴風域を伴い フィリピン上陸

 台風27号は22日午前6時ごろ、暴風域を伴いながらフィリピン南部に上陸した。フィリピン気象庁(PAGASA)によると、ミンダナオ島のダバオ周辺で猛烈な暴風雨となっているとして、洪水や土砂崩れへの警戒を呼びかけている。

 

 きのう発生した台風27号の中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は90メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径60キロ以内は、風速25メートル以上の暴風が吹いている。

 

 気象庁によると、台風は現在、時速20キロのゆっくりした速度で西に向かっており、24時間後のあす朝には、ミンダナオ島を横断してスールー海に抜ける見通し。その後も勢力を維持しながら、スピードを増して南シナ海に向かうと見込まれている。

 

 年の瀬に発生した27号には、日本名「てんびん(Tembin)」がつけられている。従来は米国のハリケーンのように、カタリーナやイルマなどといった人命がつけられていたが、北西太平洋と南シナ海で発生した台風については、日本を含む14カ国の政府間組織で作る台風委員会が2000年、加盟国が提案した固有の名前をつけることを決定した。

 

 台風の年間平均発生数は平均して25.6個だが、用意されている名前は140個。日本からは星座の名前が提案されており、今回の「てんびん(座)」は、140個用意されている名前のうち5番目にあたる。

 

 一方、発生から1週間が経過した台風26号(カイタク=啓徳)は現在、強風域を伴いながら南シナ海を西に向かってゆっくり進んでいて、あす朝にはマレー半島に接近して熱帯低気圧に変わる見通し。

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