気象

台風27号 フィリピン通過後も勢力強大化 200人近く死亡

 フィリピンを直撃した強い台風27号は、南部各地に大雨をもたらし、洪水や地滑りが相次ぎ、ミンダナオ島を中心に200人近くが死亡した。台風はその後も勢力を発達させて、現在は南シナ海を西へ進んでいる。

 

 気象庁によると25日午前9時現在、台風27号の中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。

 

 中心から半径60キロ範囲は、風速25メートル以上の暴風が吹いており、強風域を伴いながら、ベトナム沖の南シナ海を西へ向かって時速20キロで進んでいる。

 

 気象庁によると、あす朝にはベトナム最南端に接近し、勢力を少しずつ弱めながら、マレー半島に向かうと予想される。

 

 台風27号が今月22日に直撃したフィリピンでは、先に発生した26号とともに、大雨をもたらし、中部から南部にかけて、各地で洪水や土砂災害が発生し、多くの犠牲者を出した。

 

 国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、ふたつの台風による避難者の数は7万人以上にのぼり、このうち5万人が151カ所の避難所に身を寄せている。

 

 国連のアントニオ・グテーレス事務総長は23日、犠牲者を追悼する声明を発表し、「フィリピンの復興を支援する」準備があると述べた。

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