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クマがソフトクリームを試食中!飼育係がドライブスルーに寄り道 カナダ

 カナダ西部アルバータ州では最近、動物園で飼育しているヒグマがドライブスルーでソフトクリームを食べさせてもらうようすをとらえた動画がSNSを通じて拡散されており、事態を重く見た州政府が実態究明に動き出した。

 

 この動画は、カルガリーの北80キロに位置する「ディスカバリー・ワイルドライフ・パーク」が自社のFacebookに投稿したもので、現在は削除されている。

 

 動画では動物園の飼育員が運転するバンに乗った「バークレー」という名前のコディアックヒグマが、「デイリークイーン」というソフトクリーム店のドライブスルーで、顔なじみの店主からスプーンでソフトクリームを食べさせてもらうというなんとも微笑ましいもの。

 

 動物園側は、「このクマはよく訓練されていて、危険はない」と主張しているが、アルバータ州政府の報道官は最近、報道陣からの質問に対して「動物保護や市民生活の安全上の、何らかの違反行為にあたる可能性がある」と述べて実態調査に踏み出す考えを示した。

 

 一方、野生動物保護の国際団体「Zoocheck」は、「潜在的な危険がある動物を、鍵付きのケージにも入れず、車の窓を開け放した状態で外に連れ出すなんて、ヒグマを飼い犬か何かと混同しているのではないか」と指摘。

 

 1990年代にラスベガスなどで人気を博した猛獣使いの「ジークフリート&ロイ」の片割れが、ショーの最中にホワイトタイガーに首を噛まれて重傷を負った事件を例に挙げて、「事故を起こすまでは、 誰しも“安全な動物だ”と思い込んでいるが、それは間違っている。人間に危害を加えたら、殺処分の悲劇を招く」と述べて、動物園側に反省を促している。

 

 「ディスカバリー・ワイルドライフ・パーク」は、閉鎖した動物園などから引き取り手のいないライオンやヒグマ、トラなどを受け入れ、危害を加えないよう訓練を行ったうえで、映画やテレビ番組、コマーシャルなどに出演させているという。

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