気象

どこまでも続く巨大ロール雲 朝日を浴びて「炎上中!」米国(動画)

 ちょうど1年前の2月5日、米東部バージニア州で、巨大なロール型の雲が帯状に続く現象が目撃された。朝の通勤ラッシュ時の道路上空に現れたため、多くのドライバーが珍しい風景に見とれて渋滞が起こったという。

 

 地平線のすぐ上の空を何キロにも渡って続くオレンジ色のトンネル状の雲。朝方に現れることから英語では「モーニング・グローリー(Morning Glory Cloud)」という栄誉ある名前がつけられている。

 

 首都ワシントンから南へ100キロあまり下ったバージニア州リッチモンドで昨年2月に出現したこの雲は、日の出直後の午前7時すぎだったことから、朝日を反射して燃えるようなオレンジ色をしている。

 

 

 地上1〜2キロと低空に現れるロール雲は、下から見るとじっとしているように見えるが、実際には最大時速60キロもの高速で移動しており、飛行機の航行にも影響を及ぼす場合もあるという。

 

 発生メカニズムは複雑だと考えられているが、スコールと呼ばれる強い風が吹いて、風向きや風速が異なる状態(=ウインドシア)になると、上昇気流と下降気流が垂直方向に回転を生み出し、ロール状の雲を形成する。

 

 オーストラリア北東部の岬半島では、春先にあたる9〜10月、前日に強い海風が吹いて湿度が高くなった翌朝、上空の気温が高くなる逆転層が発生すると、ロール雲が出現しやすいと言われている。

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