気象

東海沖で黒潮南下 4年ぶりの大蛇行 気象庁

 気象庁は6日、日本列島の太平洋岸に沿って北上する黒潮の流路が東海沖で日本から遠く離れ、北緯32度付近まで南下していると発表した。

 

 これは「黒潮大蛇行」と呼ばれる現象で、2005年8月以来4年ぶりのこと。

 

 気象庁によれば、現在 黒潮は和歌山県潮岬付近で陸から大きく離れ、北緯32度付近まで南に蛇行しており、今後2ヶ月程度はこの状態が続く見込み。

 

 また、この「黒潮大蛇行」にともない、蛇行の内側にあたる東海沖には冷水域が継続して発生している。

 

 「黒潮大蛇行」が発生すると船舶の運航コストに影響したり、冷水域の発生によりカツオなどの回遊魚の漁場の場所が変わったりするほか、冷水域では「反時計回りの流れ」が生じるため、東海から関東地方沿岸で潮位が上昇する。

 

 1年で最も潮位の上昇する夏から秋にかけて、「黒潮大蛇行」による潮位上昇が重なると、沿岸の低地では浸水などの被害が生じる可能性があるため、台風や低気圧が接近した場合には注意するよう気象庁では呼びかけている。

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