火山

空軍出動!バヌアツ火山島 相次ぐ噴火で校舎が埋まる 周辺で海底火山も活発化

 南太平洋のバヌアツでは28日、すさまじい爆発を繰り返しているアオーバ島上空をニュージーランド空軍が哨戒機で観測した。今月に入ってから度重なる噴火で飛散した大量の火山灰で、学校の校舎や民家が埋まって、住民生活が立ち行かなくなっている。

 

 アオーバ島の火口湖中央に位置するマナロ・ヴォイ火山は、今月下旬から噴火活動が激化し、昨年9月の噴火時よりも火山灰の飛散量が急増した。村の小中学校は腰の高さまで降り積もった火山灰に埋もれ、子供たちが授業を受けられない状況が続いている。

 

 

 また、島の主要経済であるコーヒーやココヤシ農園も、火山灰と酸性雨によって壊滅的な被害を被ったほか、火山灰混じりの草木を口にする家畜や野生生物が次々に死亡している。

 

 自治体がバヌアツ政府に緊急事態の宣言と、島民避難指示を求めるなか、ニュージーランド国防軍(NZDF)は28日、P-3オリオン機で上空から島を撮影。雲を突き抜ける高さまで上昇する噴煙をとらえた。

 

 オーストラリア大陸の北東沖に浮かぶアオーバ島は昨年9月に始まった噴火活動で、約1万3000人の全島民が近隣の島々に脱出。今年1月下旬、噴火はまだ続いていたが、火口から2キロ以外の範囲へ危険が及ぶ心配がなくなったとして、警戒レベルが2に下げられたが、今回の活動再開で再び3に引き上げられた。

 

 ニュージーランド周辺では、ケルマディック諸島北部のモノワイ火山でも最近、火山性地震が増えている。モノワイは水深132メートル付近に山頂がある海底火山で、最近では2014年10月に3回の水中爆発を起こしている。海底火山が噴火すると、巨大津波を起こす危険性があり、こちらも警戒が必要だという。

 

■日本国内の火山活動は、ハザードラボ「火山マップ」で随時更新しています。

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