地震

島根県西部でM6.1 余震20回超 横ずれ断層型だが…「犯人の断層は?」

 9日未明、島根県西部を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震が発生し、大田(おおだ)市で震度5強のほか、県東部で震度5弱など、中国地方を中心に九州にかけて震度4〜1の揺れが観測した。午前9時までに20回を超える余震が発生している。

 

 気象庁によると地震が発生したのは9日午前1時32分ごろ、島根県西部でM6.1が発生。当初、気象庁は地震の規模をM5.8と発表していたが、その後、引き上げた。

 

 震源の深さは12キロで、地震による津波の心配はない。この影響で、県西部の大田市で震度5強、中東部の出雲市、雲南市、川本町、美郷町で震度5弱を観測したほか、鳥取県西部、岡山県南部、広島県北部、広島県南東部、愛媛県東予(とうよ)で震度4など、中国地方を中心に中部地方から九州にかけて広い範囲で震度4〜1の揺れがあった。

 

 また島根県東部では、周期の長い大きな揺れによって、高層ビルが長時間動き続ける「長周期地震動」の階級2を観測した。

 

 気象庁によると、今回の地震の発生メカニズムは、中部地方から西日本にかけて多くみられる断層に向かって両側のプレートが水平にずれ動く「横ずれ断層型」だという。周辺では1930年12月20日にM6.1、1978年6月4日にM6.1と今回と同規模の地震が起きているうえ、隣の鳥取県では、2000年10月6日にM7.3、2016年10月21日にもM6.6が発生したばかりだ。

 

 政府の地震調査研究推進本部によると、島根県に被害を及ぼす地震は「内陸型」「南海トラフ沿い」「日本海東縁部」の3タイプで、このうち、今回の地震の震源に近い三瓶(さんべ)山から広島県にかけては、M5〜6クラスが発生しているものの、はっきりとした活断層が見つかっておらず、いまだ関連は明らかにされていない。

 

 9日午前9時半までに震度1以上を観測した余震は24回(最大震度4が4回、震度3が3回、震度2が7回、震度1が10回)発生していて、今後1週間程度は同規模の地震に注意するとともに、さらに強い揺れをもたらす地震が起こるおそれもあるとしている。

 

 気象庁は今回の地震で地盤が脆弱になっている可能性が高いため、震度5強以上を観測した大田市については、雨が降ったときの土砂災害の危険性が通常より高くなっているとして、警戒を呼びかけている。

 

■国内の地震に関しては、ハザードラボ「地震マップ」も合わせてご活用ください。

 あなたにオススメの記事