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ケニア「大地溝帯」新たな地割れ2km拡大!16世帯がのみこまれる(動画)

 

 アフリカ東部ケニアで発生した地割れは、当初の予想を上回るペースで急激に広がっている。今月16日には、首都ナイロビ郊外で突然2キロにわたって断層が地表に現れ、16の家族が住む家を失った。

 

 この問題は先月14日、ナイロビの高速道路が地盤沈下したのに続いて、その後、西部のリフトバレー州でもマイ・マヒウ近郊を走る道路に深さ15メートルの亀裂が入り、その長さは数キロにわたって拡大。

 

 

 今月16日には、ナイロビから北西に60キロほど離れたナイバシャ湖沿岸で、突然農場の地面が陥没し、地下から水があふれだし、小麦やトウモロコシ畑が水に浸かった。

 

 地割れは深さ6メートル以上に達し、長さは約2キロ。この影響で16世帯の家がのみこまれた。幸い負傷者はいなかったが、地元自治政府は住人に現場からの避難を指示した。

 

 先の地割れと異なるのは、亀裂部分は一晩で水が満たされ、まるで小川のようになってしまった点だ。現地で調査を行っている地質学者は、この1カ月以内に降った大雨によって地盤が弱くなり、地割れが起こりやすくなった可能性があると指摘している。

 

 これまでの研究で、エチオピアからタンザニアにかけて3000キロ以上の距離を南北に伸びる巨大な谷である「大地溝帯」の地下で上昇するマグマの圧力によって、岩盤が東西方向にひっぱられて裂け目が生じたのが原因だと考えられている。

 

 大地溝帯の東にあるプレートは、西側のプレートから年間2.5〜5センチ程度のペースで離れており、断層運動に結びついている可能性が高いが、アフリカが東西に分裂するのは最低でも数千万年はかかるといわれている。しかし、このペースで地割れが進めば、今後ますます被害規模も拡大するばかりだ。

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