生物

内陸の長野市で強毒アリの女王発見「輸入品にまぎれたか?」

 長野県長野市の住宅内で今月14日、特定外来生物のアカカミアリが1匹見つかった。亜熱帯地域が原産で、通常は港湾やコンテナ置き場などで見つかるケースが多いことから、長野県と市が侵入経路の調査を進めている。

 

 長野市青木島の住宅内で見つかったのはアカカミアリの女王アリで、衰弱しているところをこの家の住民が捕獲し、市に届け出た。長野県内でアカカミアリが発見されたのは今回が初めてで、当初は識別がつかなかったため、環境省に確認を依頼。

 

 専門家の分析で、米国南部から中米が原産のアカカミアリだと判明した。環境省や県は発見社宅周辺の状況調査を行い、粘着性のトラップを設置したが、これまでのところ、他に疑わしいアリは見つかっていない。

 

 これまでは海外からのコンテナに紛れて持ち込まれるケースが多いことから、輸入品に紛れ込んでいた可能性が高く、県と市は専門家の協力を得て侵入経路の特定を急いでいる。

 

 環境省によると、アカカミアリは強い毒を持ち、攻撃的で狩猟能力に優れ、水に浮かんで集団で移動するなど、拡散能力も高い。刺されたら、20〜30分程度は安静にし、容態が急変したら一番近い病院を受診して「アナフィラキシーショック(重度のアレルギー反応)の可能性がある」と医師に伝えてほしいという。

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