火山

キラウエア マグマの髪が降り 火災積雲発生!火山は気象も左右する!溶岩流に接近(動画)

 ハワイのキラウエア火山は、現地時間29日未明に再び噴火し、広い範囲で「テフラ」と呼ばれる火砕岩を降らせた。一方、地表の亀裂から噴出する溶岩の熱によって、上空には噴煙とは異なる「火災積雲」が観測された。

 

 米地質調査所(USGS)によると、ハレマウマウ火口では29日午前2時ごろ、小規模爆発が発生。火山の北西部周辺では、「ペレーの毛」と呼ばれる噴出物や、テフラが大量に飛散した。ペレーの毛は、吹き飛ばされたマグマが空中で急速に冷え固まった針金状のもので、ハワイの火山の女神から名付けられている。ガラス質のため火山灰同様、皮膚や眼を傷つけるおそれがある。

 

 一方、地表の亀裂から湧き上がる溶岩によって温められた大気の影響で、上空には火災積雲も発生した。火災雲(fire cloud)とも言われるこの雲は、森林火災などで起こることもあり、通常の積雲と同様に雷雨を降らせることがある。火災に伴う灰や煙のせいで、灰色や茶色に見えるが、噴煙とは違うものだ。

 

 

 USGSの火山学者は29日、最も激しく溶岩を噴出している亀裂に接近する動画を公開した。赤黒い溶岩流は、道路を時速4メートルの速さで進んでおり、表面温度は360℃。噴出時には1000℃以上に達するという。

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