FUKUSHIMA

地下水が「土の壁」上回る せき止めきれず流出? 福島第一

   福島第一原発の汚染地下水が海に流出している問題で、東京電力は10日、護岸近くに掘った井戸の地下水位が、流出を防ぐために地中に設置した「土の壁」より高くなっていると発表した。壁を越えて地下水が流出している可能性が改めて裏付けられた。


   東電によると、新たに掘削したこの観測用井戸は「土の壁」の西側約2メートルの地点にあり、壁に最も近い。10日に水位を測ったところ、地表から深さ1.2メートルだった。


   「土の壁」は技術上の問題で地表から1.8メートル以上の深い部分にしか設置できず、壁の最上部より60センチ高い位置まで地下水位が達していることになる。


   「土の壁」は薬剤を注入して地盤を固め、9日に完成。しかし、完成前からせき止められた地下水の水位上昇が問題視され、東電は急きょ集水ピットを掘り、地下水のくみ上げを9日から始めている。

 

 あなたにオススメの記事