感染症

医師が肺結核 患者380人に感染リスク「直前まで診療」日本医科大病院

 日本医科大学付属病院は19日、肺結核を発症した耳鼻咽喉科の頭頸(とうけい)部外科医師が、直前まで診療を行っていたとして、接触した約380人を対象に血液検査とレントゲン検査を実施し、感染の有無を確認すると発表した。

 

 同病院によると、この医師は2014年に職員を対象に行なった健康診断のレントゲン検査で影を指摘され、翌年には炎症が確認されたが、「慢性気道炎症」として対応。2016年に胸部CT検査を受けた際にも「空洞性病変」があると指摘を受けたが、このときも慢性気道炎症としていたという。

 

 しかし、今年6月ごろから「夜中の咳と痰がひどくなっている」という自覚症状を訴え、7月9日に呼吸器内科で胸部CT検査を受けたところ、肺に空洞を確認。吐き出した痰を調べた結果、翌10日に結核菌の陽性反応が確認されたという。医師は11日に入院し、同病院が保健所に届け出た。

 

 医師は結核が判明する直前まで診察診療を行っていたことから、同じ科の看護師など職員75人のレントゲン検査を行ったが、発症者はいなかった。今後は診療を受けた患者約380人を対象に8月中にも説明会を実施し、9月から検診を始める予定だ。

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