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大相撲夏場所:夜の森でクマ同士が大激闘!暗視カメラがはっけよい(動画)

 日本各地で連日のようにツキノワグマやヒグマの目撃が相次いでいるが、大西洋に面した米国ノースカロライナ州では、真夏の夜の森で若いオス同士のアメリカクロクマの激闘が繰り広げられた!手に汗握る死闘だ。

 

 この動画が撮影されたのは1年前の2017年8月30日午前12時半ごろ。ノースカロライナ州最東端の大西洋岸に位置するハイド群の森に設置された暗視カメラの前で、その存在を知らないアメリカグマのオス同士が二本足で立って、がっぷり四つに組みながら押したり引いたりする激しい動きがとらえられた。

 

 暗視カメラのモノクロ画像ではあるが、光を反射して瞳と牙が光る動きを見ていると、音声こそ聞こえないが、現場でどれだけ激しい戦いが繰り広げられていたか、たやすく想像できるというもの。

 

 

 この動画は、ノースカロライナ州の市民科学団体が一般人に参加を呼びかけて、海辺や山の中などにカメラを設置し、野生動物の生態を観測する活動の一環として撮影されたもの。カメラはモーションセンサーや赤外線センサーによって、動物の動きや体温を察知すると、自動にシャッターがおりるため、撮影者が動物に与える不要なストレスを避けることができる。

 

 動画を見たノースカロライナ州野生生物資源委員会のクマの研究者、コリーン・オルフェンブッテル(Colleen Olfenbuttel)さんによると、繁殖期前後にあたる5月下旬から8月にかけてオス同士が争うことは一般的だが、そのようすがとらえられたのは珍しいという。

 

 アメリカクロクマの性質はおとなしく、こちらから脅したりしなければ向かってくることはまれだというが、妊娠可能なメスを探し求めているこの時期は、気が立っている場合も多く、要注意。百戦錬磨のオスは、耳を見れば、過去の死闘を物語るようなたくさんの噛み傷や裂傷が残る。

 

 動画のなかで大相撲を繰り広げる二頭も、大きな爪を持つ手のひらで殴り合い、耳やアゴの下には引っかき傷だらけだが、ワシントンやニューヨークからほんの数百キロ離れた場所で起こった戦いだと知ると、驚きを禁じ得ない。

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