気象

迷走台風12号「更に西へ」上海めざす !進行経路が「?」そっくり

 

 東日本から西へ向かうという異例のコースをたどった台風12号は、30日午前9時現在、鹿児島県の屋久島の西を時速20キロで南へ進んでいる。進路予測によると、台風は今後さらに西進を続け、来月2日には中国・上海に接近し、上陸する見通しだ。

 

 台風12号の現在の中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルで、中心から半径220キロ以内では15メートルの強風が吹いている。

 

 台風は引き続き勢力を維持したまま、31日にかけて屋久島の西の海上に停滞する見込みで、台風を取り巻く発達した雨雲がかかる西日本では、九州南部と奄美地方、四国を中心に非常に激しい雨が降ると予測される。

 

 あす朝までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで、▽四国250ミリ、▽九州北部と南部200ミリ、▽奄美地方120ミリ、▽東海地方100ミリ。四国と九州北部では、その後も100〜150ミリの雨が降り続くおそれがある。

 

 台風はいったん南下したのち、あす以降、進路を北東から再び西寄りに変えて、勢力を増しながら東シナ海を進み、2日にも上海に上陸する見通しだ。

 

 気象庁は、発生から消滅(熱帯低気圧か温帯低気圧に変わる)までの日数が長い台風を「長寿台風」と呼んでいる。これまでに寿命が最も長い台風は、1986年8月18日から9月6日までの台風14号で、このときは「19.25日」だった。2番目は昨年7月20日〜8月8日までの5号で「19日」と、これも2週間以上に及んだという。

 

 12号が発生してからこれまでの進行経路をたどる地図では、完全に「クエスチョンマーク(?)」を描いており、過去に例がない想定外の動きをしていることがわかる。

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