火山

スキー場で大噴火!ネバドス・デ・チジャン 万年雪が真っ黒に…チリ(動画)

 チリとアルゼンチンの国境近くにそびえる活火山「ネバドス・デ・チジャン」で8日昼過ぎ、爆発的噴火が発生した。標高3216メートルの火山のふもとには、複数のスキーリゾート地が点在しており、ゲレンデにいた多くのスキー客が噴火の瞬間を目撃した。

 

 チリの首都サンティアゴから南へ300キロほど離れたネバドス・デ・チジャンは、ひんぱんに噴火を繰り返している活火山。2016年1月の水蒸気爆発以来、2017年9月まで断続的な噴火活動を繰り返し、新たに4つの火口が出現。

 

 このうちの2つがつながった末、直径100メートル以上の巨大な火口が形成され、内部から押し出されたマグマによって、溶岩ドームが成長を続けていることから、同国防災当局が監視体制を強化し、警戒を続けていたところだった。

 

 チリ国立地質鉱山局(SERNAGEOMIN)によると、現地時間8日午後12時12分、火口直下を震源とする火山性地震を伴う爆発的噴火が発生し、火山灰を含む黒い噴煙が火口上空1500メートルまで上昇。これを受けて、噴火警戒レベルを4段階のうち、危険度が2番目に高いオレンジ色に引き上げ、火山から3キロ範囲への立ち入りを禁止した。

 

 

 しかし、南半球にあるチリでは現在、冬の季節。「チリの万年雪」を意味するネバドス・デ・チジャンのふもとにあるスキー場は、火山から1.5キロ範囲に位置しており、多くのスキーヤーが噴火の瞬間を目撃。

 

 SERNAGEOMINは大爆発が起きれば、火砕流が発生しするおそれがあるとして、警戒を呼びかけているが、現地の火山学者ホセ・ルイス・パルマ氏は「遊びに来るほとんどのスキー客が火砕流の危険性を正しく認識していない」と指摘している。

 

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