火山

口永良部島でM1.9の火山性地震26回 警戒レベル4(避難準備)に引き上げ

 鹿児島県の口永良部島では15日午前10時までに火山性地震が相次いでおり、噴火に伴う噴石の飛散や火砕流が起こる危険性があるとして、気象庁は午前10時半、噴火警戒レベルを「4」に引き上げ、島民に避難準備を行うよう厳重な警戒を呼びかけている。

 

 気象庁によると、口永良部島では15日午前0時ごろから10時までにかけて、火山性地震が26回発生している。これまでの震源は、新岳火口付近のごく浅い場所だったが、きょうは南西斜面の5キロほど地下と推定されており、地震の規模は最大でマグニチュード(M)1.9だった。

 

 この震源は、2015年5月に始まった爆発的噴火前に発生した地震と同じ場所であると推定されることから、気象庁は今後火山活動がさらに高まる可能性があるとして、屋久島町の住民に対して、避難などの厳重な警戒を呼びかけるとともに、噴火警戒レベルを4に引き上げた。

 

 新岳火口から約3キロ範囲では、噴火に伴って弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に厳重な警戒をするとともに、風下側では火山灰や小さな噴石への注意が必要だ。

 

 2015年5月29日に発生した新岳の大爆発では、上空9000メートルを超える噴煙が発生し、火砕流が起きた。気象庁はこのとき、噴火警戒レベルを観測史上初めて、最も高い「5(避難)」に引き上げ、全島民が島外へ脱出避難した。

 

 今月11日には、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量が1日あたり1600トンに急増、13日にも1000トンを観測している。

 

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