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「こんにちは!開けて」飼い猫のように運転席をノックするライオン(動画)

 

 猫を飼っている家庭では、もれなく家族全員が、愛猫のドアマンになり下がる。冷暖房が効いた居間の外から鳴き声が聞こえたり、「チャッチャッ(早く開けろ)」と爪で合図をされるたびに家族の誰かが席を立つ行動は、愛猫家なら誰しも経験があるもの。南アフリカでは、同じネコ科のライオンが「車のドアを開けてください」と礼儀正しくノックするようすが目撃された!

 

 この動画が撮影されたのは今年8月14日、モザンビークとの国境に近い南アフリカ北東部のクルーガー国立公園。首都ヨハネスブルグの不動産会社でマーケティングを担当するハネッチェ・ファン・デル・ヴェストハイゼン(Hannetjie van der Westhuizen)さんが5頭のライオンの群れを双眼鏡で観察していたところ、そのうちの1頭が車に接近。

 

 窓を閉めて車内で息を潜めていると、ライオンはタイヤをかじってゴムの感触を楽しんだ後、サイドミラーの出っ張りが気になり、周囲をペロペロ。あまり美味しくはなかったようで、すぐに運転席のヴェストハイゼンさんを発見。後ろ脚で立ち上がって、2本の前脚で窓ガラスをノックし始めた。

 

 

「いや、恐ろしかったですよ。48歳になるまで何度もサファリパークには訪れた経験がありましたが、ライオンの牙でタイヤがパンクしたら、我々はここで殺されるのかと冷や汗をかきました」とヴェストハイゼンさん。

 

 しかしライオンは、猫が毛布やタオルをモミモミするような手つきで窓に肉球を押し付けながら、ひたすらツルツルしたガラスの感触を確かめるだけで、車内の人間に危害をくわえるような恐怖は一切感じなかったという。

 

 専門家によると、ケガしたり、重い病気にかかっている手負いの野生動物が近づいた場合は、思わぬ反撃を食らう場合もあるが、このライオンの場合はまだ若いことから、子猫のように好奇心旺盛で、人間の車相手に「遊ぼうよ」と誘っていた可能性があるという。

 

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