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鳥の涙を飲む蛾を発見!「涙に栄養が?」ブラジルの衝撃動画

 ごくわずかな数量を「雀の涙」とたとえることわざがあるが、南米ブラジルの熱帯雨林では、眠っている小鳥の目をこじあけて、涙を飲む蛾の姿がとらえられた!生物学者は「涙に含まれるナトリウムやたんぱく質などが目当てなのではないか」として、動画を公開した。

 

 衝撃的な瞬間の撮影に成功したのは、ブラジルのアマゾン国立研究所で両生類と爬虫類の生態を研究するレアンドル・モラエス氏。

 

 米国の学術誌『エコロジー』に掲載された論文によると、モラエス氏は昨年11月、熱帯雨林でフィールドワーク中に、木の枝で眠るクロアゴアリドリ(Hypocnemoides melanopogon)の背中で、蛾の一種ゴルゴン・マカレアがしがみついているのに気づいた。

 

 ギリシャ神話に登場する視線が合った人間を石に変える魔力を持つ怪物の名前を持つ蛾は、細長い口吻をストローのように伸ばすと、眠っている鳥のまぶたをグイッ。瞳が刺されると思いきや、涙をチューチューと吸い始めたという。

 

 

 かつて、コロンビアとマダガスカルでも、鳥の涙腺を狙う蛾の報告はあったが目撃例は2例だけで、決定的な瞬間がとらえられるのはごくまれだという。というのも蛾も鳥も動きが早いため、撮影が難しく、今回は一休み中の鳥を背中から狙ったのが成功の原因だとか。

 

 当サイトでは今年7月、南米ペルーとボリビア国境近くの川で甲羅干し中の亀にまとわりつくチョウチョの記事を掲載したが、このケースと同様、植物の蜜にはナトリウムが含まれていないため、チョウや蛾の仲間は、汗をかいた人間の腕や手、尿などの排泄物から、ナトリウムやたんぱく質などの栄養分を摂取しているという。

 

 オシッコに比べれば、涙はずいぶんキレイに感じるが、なかにはショウジョウバエの一種「東洋眼虫」といって、犬や猫などの眼に寄生して感染症を起こす寄生虫もいるので、くれぐれもご注意を。

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