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ヒマラヤのユキヒョウ 獲物を追って90mの大滑落!迫力動画

 標高数千メートルの高い山々が連なる中央アジアに生息するユキヒョウは、人間の前にめったに姿を見せないことから「ゴースト・キャット」と呼ばれる動物だ。幻のユキヒョウが、切り立った崖を獲物を追いかけながら落ちる迫力ある映像がヒマラヤから届いた!

 

 国際自然保護連合(ICUN)のレッドリストでは、1972年以来、絶滅危惧種に指定しているユキヒョウは、標高2000メートルを超える山岳で生活し、推定個体数は4000〜8000頭と言われるが、地球温暖化や生息環境の悪化や密漁が原因で、過去16年間で2割以上減ったおそれがあると懸念されており、各国の動物園で絶滅を防ぐための人工繁殖への試みが進められている。

 

 幻のユキヒョウの迫力ある狩猟映像を紹介するのは、ヒマラヤの野生動物を観察するエコツアー「Wild Ark」を運営している写真家ヴァイ パル・ラマヌジ(Vipul Ramanuj )さん。

 

 動画では、ほぼ垂直に切り立った雪の崖を、銀色に光り輝く体をくねらせながら、岩場から岩場へ飛び移るように跳躍するユキヒョウが追いかけるのは、ヒマラヤ高原に生息するウシ科のバーラルだ。二頭はバランスを崩して着地に失敗。全身を岩に打ち付けながら、くんずほぐれつの体勢で、滑るように落下していく。

 

 

 雪氷の塊や岩に体を打ちつけながら、約100メートルの距離を雪崩落ちた二頭は、最終的に山の中腹で停止したが、驚いたことにユキヒョウの鋭い牙は最後まで獲物の喉元をしっかりとくわこんでいたという。映像を撮影したカメラマンによると、ユキヒョウのケガの程度はわからないが、肩からは流血があり、全身打撲は免れないだろうとしている。

 

 専門家によると、標高6000メートルを超える雪のヒマラヤ山脈で、ユキヒョウが獲物に出会うこと自体が非常に難しく、狩猟には相当のエネルギーを消費するため、1日18時間近く睡眠をとるという。

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