気象

台風24号「30日に四国上陸のおそれ」昨年の18号と似た進路か

 大型の台風24号は、非常に強い勢力を保ちながら、あさって29日に沖縄・奄美地方にかなり接近し、30日にも四国沖に上陸する可能性が高まってきた。防災科学技術研究所(NIED)は、2017年9月に発生し、80人近くの死傷者を出した台風18号の進路と酷似していると分析結果を発表した。

 

 気象庁によると27日午後3時現在、24号は宮古島の南東の海上をゆっくりと北西に向かっている。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、暴風域と強風域を伴っている。

 

 今後も、非常に強い勢力を維持しながら、ゆっくりと北上を続け、あさって(29日)には久米島近海にかなり接近するため、停滞中の秋雨前線が西日本に北上し、活動がますます活発化するおそれがある。

 

 台風はその後、北東に進路を変えて速度を上げて、30日には四国沖に接近して、上陸する可能性が高まってきた。週明け1日にかけては、駆け抜けるように列島を縦断し、千島列島近海に抜ける見通しだ。

 

 台風の接近に伴って、沖縄や奄美地方では28日から大気の状態が非常に不安定となり、激しい雷雨になる見込みで、24時間雨量が100〜120ミリになると予想される。また前線が活発化する西日本から北日本にかけての広い範囲では、29日から1日にかけて暴風や大雨になると予想される。早めの対策を準備してほしい。

 

 防災科研は今回の24号について、過去の台風の進路と照合した結果、2017年9月の台風18号とよく似たコースをたどる可能性が高いと分析結果を発表した。

 

 昨年の18号は、9月17日に鹿児島に上陸したのち、高知県、兵庫県と再上陸を繰り返し、18日に新潟沖で温帯低気圧に変わった。このときは九州東部から四国で72時間に降った積算雨量が300ミリを超え、死者5人、負傷者72人、住宅の全半壊・一部破損1415棟のほか、7200棟を超す床上床下浸水被害を出した。

 

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