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和歌山の赤ちゃんパンダ両目パッチリ!視界も白黒 その理由

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんが今月6日、ようやく両目が開いた。パンダはその最大の特徴である体毛だけでなく、見ているものも白黒だというから驚きだ。

 

 まず、生後53日目を迎えた今月‬5日には、体重1800グラムとなり、自力での体温調節にも問題が見られなくなったため、保育器を卒業した。これからは、母親の「良浜(らうひん)」と長い時間いっしょに過ごすことができる。

 

‬ 翌6日には、ついに両目がパッチリと開いた。生まれたときの体重は同園で過去最も小さい75グラムだったが、目が開くまでに要する期間は、他の赤ちゃんと大きな差はなかった。視力は今はぼんやりとしか見えておらず、あと1か月ほど経つと、次第にハッキリしてくる。

 

 すると気になってくるのが、パンダが見えている世界が何色なのか、ということ。色の識別に関して研究を行なう名古屋工業大学などのグループによると、魚類や両生類、爬虫類や鳥類は豊かな色覚をもっている一方で、哺乳類は「色が見えないか、限られた色覚しか持っていない」という。

 

 脊椎動物の色覚の進化を研究する東京大学の河村正二氏によれば、霊長類以外の多くの哺乳類は、2つのセンサーの組み合わせで色をとらえる「2色型色覚」をもっていて、イヌやネコは青と黄色の世界を見ていることになる。それでは、パンダの色覚は…?

 

 アドベンチャーワールドの広報・長谷川さんに伺ったところ、目が開いたばかりの赤ちゃんはいま、ぼんやりと白黒の世界を見ているという。成長と共にカラーになるのかを尋ねると、「変わらない」という驚きの答えが返ってきた。パンダは体も白黒だが、視界も白黒だったのだ!

 

 

 長谷川さんによると、まだ目の見えない赤ちゃんパンダは、ニオイや手から伝わる温度で、母親の良浜を認識しているという。今後は生後100日ほどで活発に動くようになり、赤ちゃんの性格もわかってくるそうだ。

 

 同園では、2018年11月16日(金)まで赤ちゃんの名前を募集している。応募者の中から抽選で、オリジナルグッズのプレゼントもある。名付け親になるチャンスを逃さないように!

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