食中毒

国内で7年ぶり 寺の宿坊で42人が集団赤痢 山梨県

 山梨県は15日、同県身延(みのぶ)町の寺院が運営している宿坊で今月2日と3日に宿泊した40代から90代の42人が、赤痢菌による集団食中毒を発症したとして発表した。

 

 集団食中毒が発生したのは、同県南西部に位置する南巨摩郡身延町の宗教法人「清水房」。県福祉保健部衛生薬務課によると、今月10日、宿坊を利用した県外の2グループが発熱や下痢、腹痛、吐き気などの症状を訴えているという情報を受けて、峡南保健所が調査した結果、2日と3日に同施設で提供された食事を食べた72人のうち、42人が食中毒症状を発症。

 

 患者9人の便から赤痢菌が検出されたことなどから、集団食中毒だと断定し、清水房を15日から3日間の営業停止とすることを決めた。

 

 この二日間に清水房が提供した食事は、エビフライ、魚フライ、もずく、ゆば刺し、こんにゃく刺しのほか果物などという。患者は全員快方に向かっており、保健所が感染原因となった食事の特定を急いでいる。

 

 赤痢菌は、食物や水、手指を介して感染する大腸菌の一種で、1〜5日間の潜伏期間を経て発症する。国内では2011年以降の発生はなく、山梨県では初めての感染例だという。

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