リコール

33年前の「毒入りワイン」ネットオークションに出品落札 キッコーマンが注意喚起

 1970年代後半から80年代にかけて、キッコーマンの子会社「マンズワイン」が製造販売した「有毒ワイン」が、大手ネットオークションサイトに出品・落札されていたことがわかった。当時、ブレンド用に使われたワインには、有毒の「ジエチレングリコール(DEG)」が不正に添加されていたため、回収騒動があったものだ。

 

 この問題は1985年、オーストリア産ワインに甘みやまろやかさを増すために、ジエチレングリコールが不正に添加されていたというもの。マンズワインが、ブレンド用に西ドイツ(当時)から輸入したオーストリア産ワインにも混入していたため、大規模な回収騒ぎに発展した。

 

 事件から33年経過した今年8月、ヤフー!のオークションサイトに当時の回収対象となっていたワイン3品が出品、落札されたことが一部報道で判明。事件当時、回収されなかったワインの可能性が高い。

 

 ジエチレングリコールは、ブレーキ液やガソリンの不凍液、燃料添加剤などに使われるもので、食品や医薬品の原料への使用は禁じられている。吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの中毒症を起こし、大量に摂取すると腎不全や神経の麻痺、心臓に影響を及ぼす。

 

 1985年当時、計39万本に回収命令が出されたが、回収できたのは約4万本にとどまっている。キッコーマンは改めて回収対象の6品を発表し、該当商品が手元にある人は至急下記あてに連絡するよう呼びかけている。

 

 回収対象は▽「貴腐葡萄房選(よ)り」の1979年産と1980年産、▽「氷果葡萄吟醸」の1980年産、1981年産、1982年産、▽「マンズエステート貴腐1978」。

 

【問い合わせ先】

キッコーマンお客様相談センター

電話:0120-120358

受付時間:平日午前9時〜午後5時

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