宇宙

「第2の地球探し」ケプラー宇宙望遠鏡が燃料切れ「2060年まで太陽周回」NASA

 米航空宇宙局(NASA)は30日、太陽系外に存在する地球型惑星を探査するために、2009年に打ち上げたケプラー宇宙望遠鏡が燃料を使い果たしたとして、引退させると発表した。

 

 2009年3月に打ち上げられるまで、太陽系外惑星の観測は困難だとされていたが、ケプラー宇宙望遠鏡によって、これまでに2600個以上を発見。最近の分析では、ケプラーが発見した20〜50%の恒星が、地球と同じくらいの大きさの岩石惑星を持っていて、その惑星には生命誕生に必要な液体の水が存在することを突き止めた。

 

 

 ケプラーは打ち上げから4年後の2013年8月、姿勢制御用のホイール4基のうち半分が故障したため、主要な観測任務を終了。あきらめられなかったプロジェクトチームは、残された2基のホイールを使った運用計画案をひねり出し、翌年から太陽光圧を姿勢制御に利用する「K2ミッション」をスタート。この結果、ケプラーが観測した天体の数は50万を超えたという。

 

 NASAによると、ケプラーは現在、地球から1億5000万キロ離れた場所にあり、2060年まで太陽のまわりを周回し続ける見通し。ケプラー引退後は、今年4月に打ち上げられた宇宙望遠鏡「TESS(テス)」が観測を引き継いでいく。

 

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